連載コラム⑤ 撮影の基本ワザ

【基本1】

まず、カメラを三脚に固定し、次に照明のセッティング、同時に音のノイズ対策をしっかりやります。撮影の場所全体を見ることが基本です。

【基本2】

照明があるなら一度すべて点灯します。順にスイッチをオフにして照明の強さを確認します。種類の違う照明は避けましょう。(蛍光灯なら蛍光灯だけ)

【基本3】

空調や冷蔵庫のノイズを避けて撮影します。まれに、蛍光灯からノイズが出ていることがあります。また、背景に汚れがないか?撮影現場に虫がいないか?チェックします。


ドルフィンスルー株式会社
伸縮自在で持ち運びも便利なレフ。

 

折りたたみのできる円形のレフは、ロケ先で大活躍します。通常、片面が白、片面が銀色です。銀色の面の方が、鏡のようにより強く光を反射します。

静止画ならフラッシュが自動で立ち上あがってピカッ!カシャッ!けれども、動画の場合、そうはいきません。そこで、撮影現場全体を見渡して光の状態を観察します。屋外なら太陽の光。室内なら照明器具の光です。被写体の前から当たる光を順光。後ろからの光を逆光といいます。順光なら失敗は少ないでしょう。光が強すぎる場合は、トレペなどを使って光源を覆い「やわらかい光」にします。キーライトが1点という場合、白い天井や壁に光を反射(バウンズ)させて撮影すると自然な風合いになります。

人物の後ろからライトを当ててカポックと言われる白い発砲材パネルに反射させて被写体の全体に光が回るように調整する方法もあります。

人物の瞳の中に光が入って「キラキラ」させたほうが人物をイキイキと見せることができるので、カポックを使って人物の瞳に光を入れるように調整します。

カポックがない場合、傘、チラシやポスターの裏、新聞紙などを代用します。

 

【裏ワザ】  

人物の顔は左右対称ではありません。利き目サイドのほうが筋肉も多くついています。利き目の反対側からライティングすることでスマートな印象を演出できます。また、人間の目は左右同じ大きさではありません。大きいほうの目をやや後方にする(顔だけほんの少しだけ斜めにカメラに向ける)ことで目の大きさが均等に見え、バランスよく見えます。遠近法を利用したテクニックです。


このコラムは、湘南のインフォメーションマガジン「フジマニ」に連載していた文言に加筆したものです。2017年10月。