連載コラム㉖Zoom H1でプロみたいに録音する

Zoom H1でプロみたいに録音するポイントを3ステップで紹介します。

Zoom H1n Handy Recorder
Zoom H1n Handy Recorder

2017年11月、ZOOM社からH1のリニューアルタイプH1nが発売されました。弊社でもさっそく機材を購入。見た目、重さ、大きさはほとんど同じですが、さまざまな改良が加えられています。

まず、液晶画面が見やすくなりました。次に、マイク音量の調整がフェイスの中央にジョグダイヤルのように鎮座しています。電池は、単3サイズ1本から単4サイズ2本になりました。

 

撮影現場での実践配備をしていないので、音質面の評価はまだやめておきます(2018年5月中にはご報告します)

 

以下に、H1の使い方を書いておきます。



おススメの録音マイク:Zoom H1

交差するステレオマイクとレコーダーの一体型マイクです。ステレオで立体的、かつクリアな音声の収録ができます。電源は、単三電池1本です。Zoom H1をおススメする理由は、音質がいいのに加えて、操作がシンプルだからです。シンプルだと誤操作も少なくなります。

おススメのマイクZoom H1
おススメのマイクはこちら!Zoom H1

【ステップ1】

マイク本体の設定です。単三電池とSDカードを装填。イヤホンジャックにイヤホンを入れます。電源をON。イヤホンからの音を聞いてみます。なお、イヤホンへのアウトプットボリュームは、75~最大にしておきます。必ず密閉式のヘッドホンかイヤホンを使い自身の耳で確認します。特に、録音レベルをオートにしないこと!必ず自分の耳でチェックします。

Zoom H1の裏面。単三電池を入れます。
Zoom H1の裏面。単三電池を入れます。

裏面の設定は、WAVを選択しオートレベルとローカットは、OFFにします。つまり、すべて左側へ。WAVかMP3か切り替えができます。WAVの方が圧倒的に高音質です。


ZoomH1でプロみたいに録音する
ZoomH1でプロみたいに録音する

【ステップ2】

イヤホンから聞こえる音でノイズのチェックです。ノイズの原因を特定しましょう。室内の場合、主なノイズ源は空調と冷蔵庫、そして、パソコンです。すべて電源を落とします。また、マイクはできるだけ手で持たず三脚にセッティングします。手に擦れるノイズがあるからです。また、室内で音が反響してしまうなら、カーテンを閉めカーペットを敷きます。屋外での録音では、ジャマーをかぶせます。風切り音を減らせます。

※ジャマーについては、コラム「18」をご覧ください。

【ステップ3】

録音レベルの調整をします。ねらっている音によって入力レベルも変わってきます。部屋で自分のナレーションを録音する場合は、7090くらいが適量でしょう。ライブハウスでの収録なら3070くらいです。コンサートでの録音は、ドラムのありなしで差がでます。

マイクはなるべく音源に近づけ、レッドゾーンにかかるか、かからないかのギリギリの音量をねらいます。ピークを超過すると「音が割れて」聴こえるはずです。

ポイントは、リハーサルをやって自分の耳で音を聞いてチェックすること。レッドゾーンにかかっていても、イヤホンから聞こえる音が割れていなければ多少オーバーしていてもOKです。

事前の設定で、48khz/16bitを選択することを推奨します。動画編集ソフトでは、音声データをデフォルトで48khz/16bitに変換することが多いからです。

【さらに一工夫】

ナレーションやセリフをねらうなら、ピンマイクを装着するのがプロの技です。ピンマイクの使い方は、コラムの「15」をご覧ください。ピンマイクはモノラルです。モノラルで録音しても、動画編集ソフトでは右左の2Wayに貼り付けするとステレオっぽくなります。「エフェクト→チャンネルの入れ替え」で右チャンネルの音声を左チャンネルにも追加して疑似的なステレオになります。

 

また、動画編集ソフトのオーディオゲインを利用すると音圧が高くなり聴き取りやすく音質はぐっとよくなります。ただし、音声のピークレベルと音圧は別物です。常に音割れしないように注意してください。

 

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