連載コラム⑳テロップのせの基本と裏ワザ

文字テロップ表示例と安全フレーム
文字テロップ表示例と安全フレーム

テロップは安全フレーム内に表示するのが基本です。タイトルはセンター位置に表示されることが多く、セリフなど音声のフォローにはアンダー表示。場所や時刻などずっと表示されているテロップはショルダーに小さく表示されることが多いようです。まずは、視聴者にとって「わかりやすく」を心がけましょう。なお、テロップを表示する秒数は、ゆっくり声に出して読める長さが基本です。

映像作品にはゴシックがおススメ

文字テロップは明朝体よりゴシック体がおススメです。影つけると視認性アップ!
フォントの例です。HGP角ゴシック、MSPゴシック、メイリオ、小塚ゴシック

テロップ(文字)としては、明朝体よりゴシック体のほうが多く使用されています。理由は、背景の影響を受けにくくなるからです。影(ドロップシャドウ)をつけると視認性が増します。

テロップと人物が被らないように注意します。あらかじめテロップ(文字)のスペースも考慮して撮影しましょう。

いっそ、縦組みも検討していかがでしょう?

ドルフィンスルー株式会社
文字の影は、テキストのドロップシャドウの角度を変えて微調整。それでも、文字が視認しにくい場合は、 背景の色味に似た四角の図形を作成し不透明度を50%にします。通称「座布団」というワザです。

漢字を含む短い文(タイトル文字や強調したい文字)は縦組みにしてやや平体します。横組みより縦組みのほうが日本人は約6%速く読めるという調査データがあります。国語の教科書、新聞や雑誌の影響です。

説明文などは横組みにしてやや長体にするのポイントです。テロップは、できるだけ2行に分けないで1行にします。2行組文字は、大きなスクリーンで見た場合、左右に広く目が追いつきません。

映像のテロップのせ プロが使う座布団というワザ

背景色にかぶって視認性が悪いときは背景色の一部の色を変えます。いわゆる「座布団」という裏ワザです。文字の下のレイヤーに図形を配置することから「座布団」といいます。上の図でいうは「短いお題は」の文字の背景部分です。黒地に黒文字だと読むことができません。グレーだから読むことができます。