連載コラム⑤ 光を味方につける(1)

折りたたみできるレフ。照明の一工夫。
折りたたみできるレフ。

動画を撮る上で光に注目することはとても大事です。静止画ならフラッシュが自動で立ち上あがってピカッ!カシャッ!けれども、動画の場合、そうはいきません。

そこで、撮影現場全体を見渡して光の状態を観察します。屋外なら太陽の光。室内なら窓からの光や照明器具の光です。被写体の前から当たる光を順光。後ろからの光を逆光といいます。順光なら失敗は少ないでしょう。でも、あえて逆光で撮るテクニックを紹介します。

まず、被写体の逆光位置にカメラを設置。次に、レフ板が登場!(写真参照)光を反射させて被写体を照らします。人物なら瞳の中に光をしっかり入れます。さらに、いろいろ角度を変えて最適な光を調整します。レフ板がなければ、白紙パネルや光を反射するレジャーシートでもOKです。なお、レフ板は、写真ように小さく収納できるタイプが便利です。

逆光で撮るメリットは、影が強く出ないことです。人物なら鼻の影、料理ならごはんに黒い影ができません。いつもと違う写真が撮れるはずです。ぜひチャレンジしてください。

順光と逆光、フラッシュ撮影の比較。
順光と逆光、フラッシュ撮影の比較。

リンゴを順光・逆光・フラッシュで撮影しました。順光は失敗が少なく正統派。

でも、逆光は変わった印象になります。

ツヤが出てより立体的です。

逆光でごはんを撮影。
逆光でごはんを撮影。

あえて逆光で栗ごはんを撮りました。逆光なら影は弱く、米粒のツヤが強調されています。ランチョンマットを下敷きにすると色がきれいに見えます。お箸を添える理由は、食動機を刺激するのと全体の大きさがわかるからです。茶碗かどんぶりか、お箸でわかります。