結婚披露宴で上映される「ブライダルムービー」を制作する上での注意点(文字テロップ篇)です。
新郎新婦の生い立ちを描いたビデオ、いわゆるプロフィールムービーや披露宴の最初に上映される「オープニングビデオ」など、一般的に「ウェディングムービー」といわれる映像コンテンツに共通して注意すべき「文字テロップ」「文字タイトル」をご紹介します。まず、終止符の「。」や句読点「、」を使っちゃダメです。終わりや切れ目を連想するからです。
次に、テレビCMや販売ビデオと違ってブライダルムービーでは、以下の文字がNGの代表です。どこまで気にするか?という許容範囲の問題ですが、不幸や別れを暗示する文字、よくない意味を持つ文字は避けたいです。特に、漢字です。成り立ちがよくないというのが理由です。
・会場への道順の「道」や荷物お取り扱いの「取」です。
二人の「道のり」などで使われる「道」がよくありません。道には首があります。さらし首です。取り組みの「取」も使わない方が無難です。取は耳を切るという意味があります。
※是非お願いの「非」もそむくという意味なのでNGです。
・ご多忙のところの忙→心が亡いからダメ。
※ご多用のところとすればOK。
・お返事は同封のハガキで→返と封がダメ。
※ご一報や連絡にすればOK。
・是非お願いの是非は、「ぜひ」とひらがなにしましょう。文字数は同じです。
・有難うの「難」もよくない漢字ですが、感謝の言葉として使わないムービーはないと思います。「ありがとう」とひらがなにすれば問題解決です。
・分かるもNG漢字ですが、「わかる」にすれば使えます。
・漢字として問題なくとも、以下の漢字はひらがな表記が読みやすいでしょう。
宜しく→よろしく 詳しい→くわしい 頑張る→がんばる 美味しい→おいしい
素晴らしい→すばらしい 下さい→ください 出来る→できる
このコラムは、湘南地域密着インフォメーションマガジン「フジマニ」に連載していました(2014年)連載をリニューアルしてホームページで公開(2018年)しています。※本コラムのシェアやリンクはご自由にどうぞ。でも、転載や転用はお断りします。