連載コラム29

ブライダルムービー制作の注意点

結婚披露宴での演出は静止画から動画へ
結婚披露宴での演出は静止画から動画へ

結婚披露宴で上映される「ブライダルムービー」を制作する上での注意点(文字テロップ篇)です。

新郎新婦の生い立ちを描いたビデオ、いわゆるプロフィールムービーや披露宴の最初に上映される「オープニングビデオ」など、一般的に「ウェディングムービー」といわれる映像コンテンツに共通して注意すべき「文字テロップ」「文字タイトル」をご紹介します。まず、終止符の「。」や句読点「、」を使っちゃダメです。終わりや切れ目を連想するからです。

次に、テレビCMや販売ビデオと違ってブライダルムービーでは、以下の文字がNGの代表です。どこまで気にするか?という許容範囲の問題ですが、不幸や別れを暗示する文字、よくない意味を持つ文字は避けたいです。特に、漢字です。成り立ちがよくないというのが理由です。

ブライダルムービー漢字の注意点
ブライダルムービー漢字の注意点
ブライダルムービー漢字の注意点
ブライダルムービー漢字の注意点
ブライダルムービー漢字の注意点
ブライダルムービー注意点テロップ文字

意外な漢字もNGです

・会場への道順の「道」や荷物お取り扱いの「取」です。

二人の「道のり」などで使われる「道」がよくありません。道には首があります。さらし首です。取り組みの「取」も使わない方が無難です。取は耳を切るという意味があります。

※是非お願いの「非」もそむくという意味なのでNGです。

・ご多忙のところの忙→心が亡いからダメ。

 ※ご多用のところとすればOK。

・お返事は同封のハガキで→返と封がダメ。

※ご一報や連絡にすればOK。

漢字かひらがなか迷ったら「ひらがな」に…

・是非お願いの是非は、「ぜひ」とひらがなにしましょう。文字数は同じです。

・有難うの「難」もよくない漢字ですが、感謝の言葉として使わないムービーはないと思います。「ありがとう」とひらがなにすれば問題解決です。

・分かるもNG漢字ですが、「わかる」にすれば使えます。

 ・漢字として問題なくとも、以下の漢字はひらがな表記が読みやすいでしょう。

宜しく→よろしく 詳しい→くわしい 頑張る→がんばる 美味しい→おいしい

素晴らしい→すばらしい 下さい→ください 出来る→できる


映像の色の仕組み RGB

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このコラムは、湘南地域密着インフォメーションマガジン「フジマニ」に連載していました(2014年)連載をリニューアルしてホームページで公開(2018年)しています。※本コラムのシェアやリンクはご自由にどうぞ。でも、転載や転用はお断りします。