連載初回で、動画は1秒間に30枚の連続した静止画を見て、動いているように錯覚しているだけと書きました。では、動画と静止画の決定的な違いは何でしょうか?それは、音です!音声をキッチリ録音することで映像のクオリティもワンランクアップしたように見えます。狙うべき音は、人物が話す声、演奏されている音楽など、映像の対象から発するすべての音です。
そこで、一度カメラのマイク位置を確認することをおススメします。前面に小さな穴があるはずです。(写真参照)モノラルなら1ヵ所、ステレオなら2ヵ所あります。そして、なるべく音源に近づいて撮影します。室内なら空調や冷蔵庫などノイズを出しているモノから離れて撮るのがコツです。また、屋外では風。マイクは、風に弱いのです。真正面からの強い風で風切音を拾ってしまわないようにします。
最後に、注意すべきはマイクを指でふさがないこと!音のない映像ほどつまらないものはありませんからね。
このコラムは、湘南のインフォメーションマガジン「フジマニ」(2014年)に連載していました。