カメラに内臓されているマイクも別録用マイクも、共通して言えることは風に弱いことです。室内なら問題ありません。しかし、屋外の現場では風きり音をキャッチしてしまいます。
そこで、登場する劇的改善小道具がジャマーです。屋外では、スポンジタイプの風防より「ケケケ」タイプがおススメ(写真参照)特に、屋外撮影で装着してみてください。風きりノイズがかなり低減できるはずです。
ジャマーは自分で作る方法もあります。ユザワヤのような手芸店のフェイクシューコーナーに行けば、さまざまな種類と色のケケケがあります。マイクの音声収録部分を覆って糸で数ヶ所縫い合わせればOKです。写真では、10cmあたり290円のフェイクシューを使用しました。ちょっとお裁縫したら、ジャマーに変身です。
今では(2023年)ジャマーは安く販売されています。サイズも種類も豊富です。右の写真の下部、毛タイプのジャマーは、1点280円でした(Amazonで2023年購入)
写真の上部の黒のスポンジタイプのジャマーはセット売り。ピンマイクに被せて使用します。
SONYのZV-E10いわゆるVLOGCAMには、ジャマーがウインドスクリーンという名前で標準装備されています。カメラも静止画ではなく動画を撮るためにどんどん進化しています。カメラの上にちょこんとのっかっている「毛」です。屋外で動画を撮るためには、風対策は不可欠です。マルチフェイスシュー(略してシュー)に差し込むだけでジャマーが装着できます。
今後も、ジャマー付きのカメラやマイクが登場するでしょう。カメラは、静止画ではなく動画を撮るツールへ進化しているのです。
このコラムは、湘南地域密着インフォメーションマガジン「フジマニ」に連載していました。連載をリニューアルしてホームページで公開しています。※本コラムのシェアやリンクはご自由にどうぞ。でも、転載や転用はお断りします。