古代ギリシャがルーツといわれるボクシングは、赤コーナーと青コーナーに分かれて戦うが、運動会では通常、赤組と白組に分かれて得点を競い合う。そして、野球でも同じチームを二組に分ける試合形式として紅白戦は定着している。
さて、紅白戦の由来は源平合戦だそうだ。諸説はあるものの、平安時代の後期、源氏が白旗、平氏が紅旗を掲げ戦ったのが紅白戦のルーツ説として最有力である。
源氏と平氏のいわばブランドカラーの対抗戦がモデルで、対照的な色彩がチームを区別する。観客にもわかりやすい。源氏のブランドカラーは白。きらびやかで公家風の平家に対抗する勢力だった源氏は、清楚で質実剛健な白が似合う。なお、紅白戦の時、紅と白には決められた配置がある。舞台に向かって左に紅組、右に白組である。運動会でも紅組と白組の配置に注目しよう。
運動会という年中行事以外にも、紅白戦がある。大みそかの紅白歌合戦だ。紅白歌合戦が終わったところで初詣は、鶴岡八幡宮へ。ちなみに、八幡宮の境内には白旗神社があり、祭神は源頼朝公である。やっぱり白なのだ。
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