連載コラム10 プログレッシブ方式とは?

インターレース方式では、偶数線と奇数線をテレコ(交互)に表示。
インターレース方式では、偶数線と奇数線をテレコ(交互)に表示。

高性能デジタルカメラの場合、インターレース方式とプログレッシブ方式を選択できる機種があります。また、動画編集ソフトを使っていると必ず出てくるのがインターレスとプログレッシブ。どちらも映像の記録方式なのですが、違いを説明します。

1フレームの画像のうち偶数と奇数に分けて表示し、1枚の画像を構成するのがインターレース方式。一方、1回の読み出しで分離せず1フレームを構成するのが、プログレッシブ方式です。現在、地上デジタル放送は、インターレース方式を採用しています。つまり、テレビ放送はインターレス方式なのです。

インターレース方式とプログレッシブ方式、それぞれを動画撮影してみたが、違いがわからなかったという経験はありませんか?それくらい微妙な違いなのです。

プログレッシブ方式の模式図。
プログレッシブ方式の模式図。

プログレッシブ方式は時間当たり約2倍の情報量なので、より高精彩な記録を実現しています。特徴としては、フィルムのようなトーンになります。プロとして、おススメするのは、プログレッシブ方式です。

 

一般的には、プログレッシブ方式の方が重いデータになります。テレビ放送には、軽い方式のインターレスが採用されているのです。


映像の色の仕組み RGB

このコラムは、湘南地域密着インフォメーションマガジン「フジマニ」に連載していました(2014年)連載をリニューアルしてホームページで公開(2018年)しています。※本コラムのシェアやリンクはご自由にどうぞ。でも、転載や転用はお断りします。